ノロウイルスにアルコールは消毒効果が無いってホント!?

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ノロウイルスを消毒する場合
アルコールは消毒効果が無いのをご存知でしょうか?

アルコールというと、インフルエンザなど
非常に多くのウイルスの除菌に使用することができるため万能だと思われがちです。

しかし、ノロウイルスに対してアルコールは効果がないのです。

では、一体何を使えば効果的に
ノロウイルスを除去できるのでしょうか?

そこで今回は

・ノロウイルスにアルコールは消毒効果が無い理由

・ノロウイルスに有効なのは一体何?

・ノロウイルスの感染を防ぐためには

といったテーマで話していきたいと思います。

ノロウイルスにかかると猛烈な腹痛や下痢、発熱
などに襲われ脱水になるほど苦しい状態が続きます。

この記事を参考にしてしっかりとノロウイルスを除菌しましょう。

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ノロウイルスにアルコールが効かない理由とは!

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ノロウイルスはなぜインフルエンザウイルスのように
アルコールが効果が無いのでしょうか?

それはノロウイルスの構造に秘密があります。

ノロウイルスにはエンベロープとよばれる、
脂質によってできたウイルスを覆う膜がありません

(※エンベロープとは英語で「封筒」という意味です。)

アルコールはこのエンベロープという脂質でできた膜を
溶かす効果があり、この膜を壊されたウイルスは失活します。(死滅する)

しかし、ノロウイルスは膜がないので、
アルコールによって消毒はできない
んですね。

そこでノロウイルスの消毒に有効なのが、
次に紹介する次亜塩素酸ナトリウムです。

 

ノロウイルスには次亜塩素酸ナトリウムが有効!

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ノロウイルスには次亜塩素酸ナトリウムが有効です。
次亜塩素酸ナトリウムというとよく分からないかもしれませんね。

市販で売られている、
次亜塩素酸ナトリウムが含まれている消毒薬に「ハイター」があります

「ハイター」には次亜塩素酸ナトリウムが約5%ほど含まれています。

ハイターを使った消毒液の作り方は
概ね次亜塩素酸ナトリウムを50倍に薄めて作ります。

・500CCのペットボトルに水をいれる(概ね7、8割程度)

・じょうごなどで次亜塩素酸ナトリウムを10CCをいれます

・よく降る

これで完成です。

この完成した消毒液を10分程度消毒したい箇所に浸したら消毒は完了です。

ノロウイルスに感染している方の嘔吐や排便は
ノロウイルスの感染源となりますので、
この消毒液でしっかりと除菌するようにしましょう。

また料理器具などもハイターで殺菌するのは非常にオススメです。

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手洗いや熱湯による消毒も消毒効果が高い

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ノロウイルスの消毒には手洗いや熱湯などの熱も効果的です。

ノロウイルスの直径は40ナノメートルと非常に小さく、
手のシワに深く入り込んでしまいます。

そのため手洗いをする場合は石鹸などをよく泡立て、
丁寧に時間をかけて手洗いをすることが大切
です。

また熱湯や火による消毒も非常に効果が高いです。

目安としては85度以上の熱湯で1分間以上消毒する
ことが有効とされています。

牡蠣などを食べる際も中心の温度が85度以上で
1分間以上加熱できてから食べると安全とされているのはこのためです。

 

まとめ

ノロウイルスにアルコールがなぜ効かないのかや
次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方、その他の消毒方法
について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

正しい知識をもっていればノロウイルスも怖くありません。

しかし間違った消毒方法などをしてしまえば、
残ったウイルスから感染につながってしまうことにもなります。

感染すると非常に苦しい嘔吐や下痢が続くのがノロウイルスです。

今回の記事を参考にされて
正しい消毒方法でノロウイルスを消毒するようにしましょう。

参考になれば幸いです。

それでは、今回はこのへんでありがとうございました。

                
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