インフルエンザの予防接種後に感染した場合の症状はホントに軽い?
インフルエンザの予防接種を受けると
感染しても症状が軽くなるといわれています。
ここで注意していただきたいのは、
インフルエンザにかからなくなるのではなく、
症状が軽くなるということです。
症状が軽くなるといっても、実際に予防接種後にインフルエンザに
感染してしまった場合、どういった症状になるのでしょうか?
また気をつけなければいけないのが、
インフルエンザの感染力で、
予防接種をしても、
インフルエンザの感染力に変わらないということです。
これらについて今回の記事では詳しく解説していきます。
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予防接種をすると感染しても症状が軽くなる!
インフルエンザの症状についてですが、
インフルエンザに感染すると、
感染から1〜3日間の潜伏期間を経て症状が現れます。
インフルエンザの症状 |
・38度以上の発熱 ・関節痛 ・筋肉痛 ・頭痛 ・全身の倦怠感 ・食欲不振 ・咳 ・寒気 |
これらの症状は3日〜1週間程度続きます。
インフルエンザの特徴としては
全身症状(筋肉痛や倦怠感等)と38度以上の高熱です。
風邪との違いは
風邪の場合発熱は微熱(37度〜38度)で、
くしゃみや咳、喉の傷みなど上気道症状が主になります。
インフルエンザの予防接種をしていた場合、
先ほどあげたインフルエンザの症状が
例えば、
・微熱37度
・咳や鼻水
・軽い倦怠感
といったかたちであらわれインフルエンザの症状が弱くなります。
予防接種してもインフルエンザの感染力は変わらない
ただし、ここで注意が必要なのが、
予防接種をしてもインフルエンザの感染力はそのまま
ということです。
そのため、予防接種後にインフルエンザにかかり、
風邪だと勘違いして家族や職場などでいつもと同じように
生活をしてしまうと感染者を増やしてしまうことに繋がります。
予防接種後に体調が悪かったり、風邪かなと感じた場合は
一度医療機関にいってインフルエンザかどうか検査して
もらったほうが感染を防げるので無難です。
ちなみに学校では、
「最初の発熱(発症)から5日間経過かつ解熱から48時間経過」
していないと出席できないことが学校保健法で定められています。
これは解熱後(熱が下がってから)も
2〜3日はウイルスが体外へ排出されているからです。
ですから、熱が下がった、体調が回復したからといって
すぐに安心しないようにしましょう。
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インフルエンザの予防接種の副反応について
これからインフルエンザの予防接種を受けることを
考えていらっしゃる方も多いかと思います。
インフルエンザの予防接種に使われるワクチンは
不活性化ワクチンと呼ばれ、細菌やウイルスを殺して毒性を
なくし抵抗力をつけるのに必要な成分を取りだしたものです。
体内でウイルスの増殖などがおこらないので、
必要に応じて複数回受けることで抵抗力をつけることができます。
インフルエンザの予防接種を受けた場合には
副反応として次のような症状が現れる場合があります。
インフルエンザ 予防接種の副反応 |
・接種した箇所の発熱、腫れ ・発熱 ・頭痛 ・悪寒 ・倦怠感 |
これらの症状は予防接種を受けた人の10〜20%に
起こるいわれています。
また蕁麻疹(じんましん)や発疹(ほっしん)などの
アレルギー症状が現れる場合も稀にあります。
まとめ
インフルエンザの予防接種後に感染してしまった
場合の症状やインフルエンザの感染力等
について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
インフルエンザになると
熱が40度以上でる場合もあり、寝床から動けなくなり
肉体的にも精神的にも辛い症状が続きます。
また家族や仕事にも迷惑をかけてしまうことになります。
予防接種をしておくことで、
こういった辛い症状を軽くすることができます。
この記事がご参考になればと思います。
それではありがとうございました。