阿婆擦れ女とは?意味や語源、使われ方についてまとめてみた
阿婆擦れ女という表現、テレビなどで言われているのを聞いたことはないでしょうか?
何となく良くない意味だとは感じつつも本当はどんな意味なのかはっきり知りたいですよね。
そこで今回の記事では
阿婆擦れ女の辞書的な意味や語源、実際に使われる際どんなニュアンスで使われるのかについて調べてみました。
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Contents
阿婆擦れ女の意味について
阿婆擦れ女の意味についてご説明する前に、あばずれとはどういう意味なのかを知っておきましょう。
あばずれの意味
あばずれ・・・人擦れして品行が悪いこと、厚かましい者。異性との関係にだらしない人(主に女性に対して)
つまりあばずれとはずる賢く、失礼な態度をとる人の事、または性的に乱れている女性を指します。
元々は女性だけでなく、男性にも使われていましたが、現在では侮辱的な意味で女性にたいして用いられることがほとんどです。
阿婆擦れの語源について
阿婆擦れの語源については2つの説があります。
1つは、あばずれの「あば」は「暴れ者」や「荒くれ者」もしくは軽率な人を意味する「あばけ者」からきているという説で、それに加えて「人擦れする」(人付き合いがズルく巧みになること)が合わさり、「あばずれ」になったという説。
もう1つは中国語に「あばずれ」の語源があるという説です。中国語で父母と同列以上にある婦人や老婆のことを「阿婆」といい、さらに年齢を経て段々と「世擦れ」していくという意味を重ね、「あばずれ」になったという説。
ちなみに江戸時代には男性にも使われていたようですが、現在では男性に対して使われることはありません。
阿婆擦れ女とは?英語で言うとビッチ(bitch)
阿婆擦れ女という意味にあたる英語があります。
それはビッチ(bitch)です。
ビッチの意味は日本語と同様に、嫌な女、尻軽女といった意味です。
ローリング・ストーンズの楽曲にも「bitch」という曲があったり、ヒップホップのリリック(歌詞)にもビッチという表現が使われることはよくあるので耳にされたことがある方も多いかもしれませんね。
使われ方も性的にアクティブな女性に対する表現であることが多く、または女性の性格の悪さを否定したり、侮辱するといったネガティブなニュアンスを含んで使われることが多いようです。
ちなみにビッチの反対語として男性に対する表現もあり、女性に対して使われるのがbitch(ビッチ)に対してson of a bitch(サノバビッチ)という言葉があります。
サノバビッチとはビッチの息子という意味で、男性に対してビッチと同様の意味で侮辱するニュアンスで使われます。
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現代ではどんなニュアンスで阿婆擦れ女は使われているのかまとめ
阿婆擦れ女がどんな場面で使われることが多いのかについてまとめてみました。
・男性と付き合っては別れを頻繁に繰り返している人
彼氏を作ってスグに別れというのを繰り返している女性は、実際にはそうでなくても男性をとっかえひっかえ変えている、性的な関係を複数の男性と持っているイメージから阿婆擦れ女と表現されてしまうことがあるようです。
本人が男女の関係まで進むことは少ないんだけど・・・と思っていても、周囲の人はそういった内情を知らないので、奔放な性的関係を持っていると勘違いされこういった表現をされてしまうことも多いようです。
・男性と一夜限りの関係を持つことが多い女性
付き合うわけでもなく、その日会った男性と頻繁に一夜限りの関係をもつような女性をあばずれとよぶことがあります。
男女の関係に緩いというイメージからあばずれという表現をされてしまうようです。
・乱れた、だらしない格好の人
過度に肌を露出した格好をしていたり、破れたボロボロの服を着ている場合、見た目からあばずれ女と言われる事があります。
この場合のあばずれの意味はだらしないとか、日常の生活態度が悪そうといったニュアンスで使われています。
・お金のために体を売る女性(売春婦)
お金のために自分の体を差し出して、体を売る女性を阿婆擦れ女ということがあります。
これは映画などで売春婦などがでた際によく使われている表現です。
海外の映画の字幕などをみていると、阿婆擦れ女という表現がされていることおが結構あるので注目してみて下さいね。
・乱暴な態度や厚かましい態度の人
道につばを吐いたり、暴力をふるったり等、乱暴な態度をする女性に対して使われることも非常に多いです。
また口やかましく文句を言って来た女性に対して、男性が侮辱の意味をこめて「アバズレ女!」ということがあります。
まとめ
ここまであばずれ女の意味についてみてきましたが、いかがだったでしょうか。
良い意味で使われる言葉ではありませんので、日常的に使うのは止めましょう。特に公の場では使うのを控えておいた方が無難です。
こういった表現はトラブルの原因にもなるので、よくよく考えて使うようにしましょうね。
それではありがとうございました。