インフルエンザの予防接種、会社負担でも断れるってホント!?
保育園・幼稚園、福祉施設の職員等、
高齢者や子供に接する機会の多い職場などでは
感染を防ぐ目的で、インフルエンザの予防接種を
職員全員に奨励しているところがあります。
また、企業によってはインフルエンザの予防接種を
会社負担でほぼ強制的に受けさせられる場合もあるようです。
しかし、会社負担とはいえ忙しかったり、
予防接種の副反応が強くでてしまう方などは
インフルエンザの予防接種を受けたくないと感じる場合もあるでしょう。
こういった場合、本当に
個人として会社負担の予防接種を受けなければならないのでしょうか?
今回の記事では本当に予防接種を断ることはできないのかどうか
について検証していきたいと思います。
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予防接種を会社で強制的に受けさせられるのは普通のこと?
インフルエンザの予防接種を受けるよう
会社負担で強制されるから必ず予防接種を受けなければならない
というのは間違いです。
なぜなら
インフルエンザの予防接種は国から任意接種に指定されているからです。
任意接種とはあくまで個人の判断で受ける受けないを決めるタイプ
の接種となります。
ですから予防接種を会社負担として強制しているのは
会社の都合という側面が非常に大きいと言えるでしょう。
例えば、
インフルエンザで会社を休まれたら仕事が滞ってしまう・・・
福祉施設等で介護者に感染が広がらないようにしたい・・・
などのように、会社として感染者が増えると困るから
そういったリスクを減らすため、会社負担として、
ほぼ強制的に予防接種を受けさせる空気を作っている
場合がほとんどです。
※ちなみに、定期接種という国が公費によって行うタイプの
予防接種もあります。例えば65歳以上で季節性のインフルエンザ
ワクチンを接種する場合は定期接種となり、副作用で死亡した場合
保証などを受けることができます。
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インフルエンザの予防接種が会社負担だけど断れるの?
上記で書いたように、
インフルエンザは任意接種なので、
予防接種を強制することはできません。
ですから、会社負担だからと言って、
インフルエンザの予防接種を受けなくても、
法的に問題があったりといったことは全くありません。
もし、過去にインフルエンザの予防接種で
副作用が強く出てしまったり、不調をきたしたことがある
場合には無理をして受ける必要はないのです。
詰まるところ、個人の判断で受けるということになります。
会社負担により無償で、
自身がインフルエンザに感染し重症化するリスクや、
周囲の人への感染を下げることができることを考えると
予防接種を受けておくことは賢い選択だと考えます。
ですが、あくまでインフルエンザの予防接種は
任意であるということは重ねて書いておきます。
トラブル無く上手に予防接種を回避する方法
とはいえ全員が予防接種を受けるので、
雰囲気的に自分だけ予防接種を断るのは心苦しい
という場合もあるかと思います。
そこで上手な予防接種の断り方をご紹介しておきます。
それは、
「以前、予防接種を受けた時に熱が出たり、接種箇所が
腫れたりと副反応が強く出てしまった。
そのため予防接種は控えるように言われた。」
と担当者に伝えることです。
副反応が出る可能性があると言うことで、
無難に予防接種を回避することができます。
まとめ
インフルエンザの予防接種を
会社負担で毎年しなくてはならない職場もあるかと思います。
しかし記事でも書いたとおり
インフルエンザの予防接種は任意接種となります。
そのため個人に強制することはできません。
ただ、予防接種をしなくても問題はないですが、
感染した時のリスクを無料で下げることができる
機会ですので、受けておいて損は無いでしょう。
今回は以上となります、ありがとうございました。