お歳暮を喪中に出すのはマナー違反!?守るべきマナーとは?
年の瀬も近づき、
お世話になった方に一年のお礼をこめてお歳暮を贈る時期になりました。
上司や親戚、友人などに何を贈ろうか
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ただお歳暮は、お歳暮を贈る先にご不幸があり、
喪中である場合にお歳暮を贈るのは注意が必要です。
ご不幸があったにも関わらず通常と変わらないかたちで
お歳暮を贈るのはマナー違反です。
こういったご不幸があった場合には定められたマナーがあり
マナーをしっかりと守ればお歳暮を贈るのは
決して失礼なことではありません。
今回は「喪中にお歳暮を贈る際の正しいマナー」について詳しく解説していきます。
正しいマナーを知り、失礼のないように、お歳暮を贈りましょう。
スポンサードリンク
お歳暮を贈る意味や時期は?正式にはいつからいつまで?
まずはじめに、お歳暮を贈る正式な意味や時期について解説します。
意味やいつ贈るのかを正しく知ることで、喪中後
すぐにお歳暮を出してはいけない理由やマナーとして
いつ贈るのが良いのかを理解しやすくなります。
お歳暮をおくる意味ですが、
元々は今年一年、お世話になった方々に感謝の意味と、
今後とも宜しくお願いします。という意味を込めて贈るものでした。
ただ、最近はお世話になることが少なかった場合でも、
親しみや懇意の意味で、友人や知人等に贈るものになっています。
地域によって異なりますが、
お歳暮を贈る時期は、一般的には12月上旬(10日位)〜12月20日までです。
遅くとも12月25日までには届くようにしましょう。
これは贈る相手の事を考え、年の瀬が迫り家事などで忙しかったり
不在にされる時期にお歳暮が届かないようにという配慮です。
またお歳暮はその年の12月31日までに届いたものを言いますので、
年を超えてお歳暮として贈るのはマナー違反ですので、
そういった事がないようにしましょう。
喪中にお歳暮を贈る時に注意するマナー
喪中にお歳暮を贈る時に気をつけておくべきマナーについて解説していきます。
喪中は一般的には四十九日の忌明け(きあけ)を過ぎてから1年間。
つまり1周忌の法要が喪中明けとなります。
この期間にお歳暮を贈る場合ですが、
四十九日にお歳暮を贈るのはやめましょう。
なぜなら、四十九日は相手の心情も落ち着かない時期ですし、
雑務で大変忙しい時でもあります。
そういった時に一方的にお歳暮を届けるのはある意味相手の
事を考えていない失礼な事だとも言えます。
お歳暮を贈るのは四十九日を過ぎてからであれば問題ありません。
スポンサードリンク
四十九日後にお歳暮を贈る時に気をつけること
通常、正月にお歳暮のように贈り物をする際は
のしに「御年賀」と書いて贈ります。
しかし、喪中は
「全ての祝い事を慎み、新年の飾りなども省く。」
とされ、祝い事は控えられるのが通常です。
ですから、のしに「御年賀」と書いたものを
贈るのは良くありません。お正月(松の内)の期間は
お歳暮を贈るのは控えましょう。
松の内を過ぎてからお歳暮は贈りましょう。
そうすれば失礼無く贈ることができます。
松の内は1月7日が一般的ですが、地域によっては1月15日までとなります。
1つ注意したいのが、
松の内を過ぎてから贈る場合は
のしに「寒中御見舞」と書いて贈るようにしましょう。
また、通常お歳暮を贈る際の、のしは通常は紅白の水引きを使いますが、
喪中は無地の奉書紙(真っ白な紙)または無地の短冊を使うようにしましょう。
紅白の水引きは慶事(喜ばしいこと)に用いられるものだからです。
まとめ
喪中にお歳暮を贈りたいけど、マナーはどんな事を
守れば良いのかについて解説をしてきましたがいかがだったでしょうか?
マナーを守ってお歳暮を贈ることで、
相手の心情に配慮し、心地よく受け取ってもらうことができます。
お歳暮を贈り1年間の感謝の気持ちを伝えましょう。